Thursday, 23 February 2012

座談会 - サンドプレーセラピー for 子どもたち 2

質問者:何回くらい通ったら効果が出てくるんでしょうか?

中沢:ケースによって違います。でも、確実に言える事は残念ながら、1回で効くものではありません。何でも“早く・今すぐに” というテンポが求められているこの頃、時間がかかることは受け入れられにくいですが、一寸考えてみてください。指を切ったとします。傷口がふさがるまでにどれくらいかかりますか?皮膚の炎症が出た、カイロプラクターに行く等のケースが1回で完治ってあり得ますか?体の痛みを治すのに時間がかかるのは理解されても、なぜか心の痛みとなると受け入れられないんですね。触ろうともしないことすらありませんか。

質問者:本当にそうですね。


中沢:大人のクライアントの場合は、本人が決めてセラピーにいらっしゃいますが、子どもの場合は大概大人が必要性を感じて連れてくるのですから、少し大きい子どもたちは抵抗・反抗心があることもあります。前に述べた信頼関係を築くのに時間がいる子どももいます。
また、不安定な家庭環境にいる子どもたちの場合落ち着いてきたなぁと思ったのに次に週のセションでは何があったんだろうと思わせるような遊びぶりを見せる、そんなこともあります。
始めは週1回、それが2週間おき、3週間おきといった具合になります。“…回で良くなります” とお答えできないので聞いた側にしたらかゆい所に手が届かないといった返答ですね。

質問者:一つの家庭で起こっている事は他の兄弟だって同じように経験しているんですよね。一人だけが気がかりな行動を示すんでしょうか。

中沢:どう思いますか?例をお話します。私のクライアントのケースではありません。
家庭内暴力の被害者の母子に接することがありました。お母さんは被害者といってもひ弱な感じなどない方でした。長女とはぶつかることが多く大声をあげているのをよく聞きました。長女の子は父親を殺したいくらい憎んでいる、母親も同じくらい嫌いだと言うのです。でも彼女がとってきた行動は、事が荒立つたびに父親に立ち向かい母親を助けてきた(守った?)らしいのです。
私が“今度カウンセラーにある時にどんな気もちでも正直に話していいんだよ。”という説明をしていると、妹が“私はカウンセラーっていう人がいないから誰にも話せない。”というんです。

質問者::性格の違いが見えますね。

中沢:親のいざこざがあった時の二人の立場、受けた影響等いろいろ違うでしょう。でもどちらも傷ついているんですね。

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